2018年9月15日土曜日

お墓について考える(手元供養編)




手元供養とはいかなるものか


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先の、お墓について考えるシリーズに続き
宗教との距離が広がり、お墓離れが進む中、
調べ始めると、多種多様なスタイルがあり驚きます。

散骨や樹木葬のように新しい埋葬スタイルが登場しています。


今回は墓所にとらわれない手元供養について調べてみました。


遺骨(遺灰)を手元に


手元供養は、自宅供養とも呼ばれます。


遺骨(遺灰)を納骨せず(または納骨を行ったうえで)

自宅や身近において、故人を偲ぶ方法です。


「手元供養」は、伝統的な仏壇・位牌・お墓に加え、
時代に合った新しい供養として注目を浴びています。

お墓が遠方のため、墓参りが難しい場合や
経済的な理由などでお墓を建立できない場合、
仏壇が無い、あるいは置く場所が無いが何かで故人を偲びたい場合など
以前と比べると遺族の事情も大きく変わってきています。

手元供養はそういった場合でも、遺族の「故人を想う心」を
大切にした、新しい供養のかたちです。 




手元供養のタイプ


手元供養には主に加工型と納骨型の2種類があります。




手元供養の加工型


加工型は、遺骨を釉薬として用いた陶器にしたり、
ダイヤモンドに加工するものになります。




手元供養の納骨型




納骨型は、地蔵の焼き物や、オブジェ

金属製、遺骨を混入させるアクセサリー類などになります。


















手元供養の申し込み


NPO手元供養協会 のホームページや、

「手元供養」のキーワードを入れて
検索すれば複数の会社が表示されます。


価格や、サービス内容は運営会社によりかなり違うようなので、
興味のある方は早目にじっくり調べておくとよいかもしれません。

折角自分で選べるのなら、早目に色々調べて
気に入るサービスを利用したいですね。



情報の入手方法



葬儀会社や、専門のセレモニーショップはもちろんのこと、

なんとAmazonや楽天などの通販サイトでも多数販売されており、
思ったより身近な商品のようです。

デザインもハイセンスなものから、ゆるキャラのような
可愛いお地蔵さんや、2000円ほどのカジュアルな
メモリアルケースまで多種多様、選びたい放題です。

手元供養は思っている以上に、身近な存在になりつつあるようです。





気になる手元供養に掛かる費用


手元供養の費用について



従来の墓石建立タイプに比べて、安価なようです。

加工を行う会社や、デザイン、サイズ、
材質などにより価格は安価なものから非常に高価な物まで様々です。

参考までにおおよその価格を記してみました。



遺骨ケースで手元供養

数千円~


地蔵の手元供養


約1万円~



オブジェの手元供養


約1万円~



遺骨アクセサリーで手元供養


約1万円~



ダイヤモンドにして手元供養

0.2カラット:約50万円

0.5カラット:約120万円

1カラット:約200万円


※遺骨をダイヤモンドにするための費用のみなので
ここからネックレスや指輪にするには別途
金属代金や、加工費用が必要となります。


一口に「手元供養」と言っても、

選択する方法により費用はかなり異なります。

通常のお墓を建てるよりは、いずれも割安です。


ただし、安い物は1万円くらいからありますが

デザイン、材質、サイズなどにより価格は大きく異なります。

例えば、地蔵タイプは安価なものは1万円ほどで

手に入れることができますが、数十万円するものも
多数あり、どれを選ぶかで価格はかなり違ってきます。





手元供養の注意点


これまでに記事にした、散骨や樹木葬、宇宙葬と同様
従来からの伝統的な埋葬方法ではないため
家族や親族の理解が得られない場合があるようです。


申し込み前に、家族によく相談をしておくことが大切です。


アクセアリーなどとして身近に故人を偲ぶ方法は

遺された家族が、故人に見守られている感じがして心強そうですね。



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