2018年9月12日水曜日

お墓について考える(樹木葬編)





お墓について考える(樹木葬編)














樹木葬とはいかなるものか


きのこは、現状子供がおらず
自身の死後に墓守りをしてくれる人がいない状態で
あの世に旅立つ可能性が大です。


そのため、散骨や樹木葬などのように
従来の墓所にとらわれない遺骨の行方に興味があります。
そこで今回樹木葬について調べてみました。


樹木葬の場所


散骨が墓地以外の場所に「撒く」事に対して
樹木葬は墓地として許可を得た場所に「埋める」形になります。

そのため、樹木葬は従来の「お墓」と同様に

墓地として許可された場所のみ遺骨を埋葬することができます。




墓石の代りに樹木


樹木葬は、その名のイメージ通り
墓石のもとに遺骨を納める代わりに
樹木のもとに遺骨を埋める埋葬方法です。


特に指定された樹木があるわけではないため
樹木葬のスタイルは霊園によってまちまちです。

墓碑として用いられる樹木は

大きくならない低木が一般的なようで
モミジ、ハナミズキ、ウメモドキ、サルスベリ等があるようです。

主に植樹する地域で生育できることや、
生態系に悪影響を与えないことなどが配慮され、
環境保全への関心の高まりとともにニーズが高まっているようです。


○○家之墓ではなく故人供養


現在、樹木葬は基本的に永代供養のようです。

永代供養(えいたいくよう)とは

故人の親族に代わって墓や位牌を
寺や霊園が管理することです。


継承を前提としていないので、墓所購入後の維持費がかからない。

(管理料が事前一括納入の場合もあるようです)


きのこのように、ひとりで入る気満々の場合はぴったりですね。

もっとも、最近では永代供養タイプの屋内型霊園なども

登場していますから樹木葬以外でも選択肢はあります。



樹木葬のタイプ


一口に樹木葬と言っても、埋葬は次の3タイプがあります。



合祀タイプ


骨壺から遺骨を取り出し、
他人の遺骨と一緒にまとめて埋葬する方法です。

樹木葬の中で最もリーズナブルです。





共同埋葬タイプ


ご遺骨をひとつの大きなスペースに埋葬する方法です。

遺骨は骨壺や骨袋などに入った状態なので、

合祀タイプと異なり他人の遺骨と一緒にはなりません。



個別埋葬タイプ


遺骨を骨壺や骨袋などに入れ、個々の区画に埋葬します。

墓石のお墓に最も近いタイプで、有る程度のスペースが必要な事から
樹木葬の中では高価になります。






樹木葬の申し込み


樹木葬は、生前に自身の眠るお墓として契約することが多く
自力で好みのお墓を準備することができます。


契約方法は、一般的な墓地契約と同じようです。


ただし、墓石の建立がない分、若干契約工程が少ないようです。


樹木葬については、ネットや葬儀関連の会社のパンフレット
石材店などでも情報収集ができるようです。

折角自分で選べるのなら、早目に色々調べて

気に入る場所を見つけておきたいですね。


自分が眠る場所ですから、足腰が元気なうちに

現地見学を行っておくことも良いかと思います。



気になる樹木葬に掛かる費用




樹木葬の費用について


一般的な墓石のある墓の建立に比べ

樹木葬はスペースがコンパクトで
石材を用いないため建築費も比較的リーズナブル。


お墓にそこまでお金をかけたくない人に良いですが

一人当たりいくら、という価格なので
通常のお墓のように一家代々大人数になると
従来のお墓の方が安価な事もあるようです。


樹木葬の費用概要


永代使用料 数万~数百万円

埋葬料 数万円

場所によっては他故人の名前を刻む
銘板彫刻費用が必要な場合などがあるようです。

年間管理料 基本なし


永代使用料の開きが大きいのが気になりますね。

これは、霊園のある立地や設備の規模によるようです。


例えば、駅に近いとか海の見える丘の上、
広大な緑が広がる敷地といったように条件によっては
高い場合もあると、とらえると良いかと思います。


樹木葬実施の注意点


樹木葬は従来からの伝統的な埋葬方法ではないため
家族や親族の理解が得られない場合があるようです。


申し込み前に、よく相談をしておくことが大切ですね。




参考記事:
お墓について



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