0葬!?
神戸新聞NEXTのネット記事で、
「変わる葬儀」のひとつとして
「0葬」を紹介する記事が出ていました。
「0葬儀(ゼロ葬)」とは
宗教学者の島田裕巳誌が
著書「0葬 あっさり死ぬ」(集英社)で
定義した葬方だそうです。
具体的には、火葬後に火葬場から遺骨を受け取らず、
そのまま立ち去ることだそうです。
つまり、骨壷に遺骨を納めることすらなく、
もちろんお墓も散骨すらもないという、
なんともさっぱりしたもののようです。
変化するゼロ葬
2016年にはNHKのクローズアップ現代でも
取り上げられていたようです。
あなたの遺骨はどこへ~広がる”ゼロ葬”の衝撃~
NHKの記事を読むと、
終活が今ほど盛んでない頃に取り上げたためなのか
夫婦や家族のきずなの希薄化が理由に挙げられ
ネガティブにとらえられている感じです。
時は流れ、平成も終わりに近づくと
昔は遺族がメインで考えていた葬儀について
生前に本人が考え、決定する場合も少なくなっています。
そのため火葬のみの0葬は
「放置され、気の毒」な葬法ではなく、
自身の死にざまのひとつとして
悪くないように思います。
今後更なる少子化、核家族化で
「墓守」の不在もより顕著になりますから
知っておいて損はないですね。
それもあってか、2016年のNHKの報道より
今回の、神戸新聞NEXTの記事では、
ゼロ葬について、かなりポジティブに書かれています。
最期を考える
核家族化や、高齢化が進む中、
かねてよりの終活ブームも後押しして
早い段階から、自身の死後について
積極的に考えるようになってきているようです。
これまで、ブログの中では
備えておくと/お墓について
というカテゴリーで、樹木葬や宇宙葬など
新しい形のお墓について触れて来ました。
昔と違い、葬儀やお墓に対する考え方が
革新的に変化しているのを感じます。
今回のゼロ葬は、金銭面では
火葬のみなので、他の葬送に比べ
金銭面が安価なのはもちろんのこと
世間体やしがらみ抜きに、
「自身の最期」を自由に選択できるようになった
象徴でもあるように感じます。
とはいえ、家族等身近な方の
同意が得られない場合は、
死後にトラブルになる恐れもあるため
やはり、事前に相談等をしておくことは大事ですね。
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