2018年10月7日日曜日

終活する?しない?



終活する?しない?


老後準備をするにあたり、

善は急げで、早目に不用品の処分を始めています。

なぜなら年をとって、体力も気力も衰えてから

分別や作業をするのはおそらく
健康な今以上に大変な作業になって来るはずだからです。

気にしているためか、世の中の流れなのか

最近は、有名人の終活動の話題も耳にします。




積極処分派orほったらかし派



積極処分派


先日、俳優の中尾彬さんは、終活の一環で

トレードマークのねじねじ(プリーツ仕立てのストール)を
200本も処分されたそうです。

200本もお持ちなことだけでもびっくりですが、

まだ200本も残っているとか。

ねじねじにかける情熱に驚かされますね。


以前は、とにかく目に着いたら購入されていたそうですが

最近は本当に気に入った物しか
購入しなくなったともおっしゃっていました。

「亡くなった時に、舌打ちされながら遺品整理されたくない。」


終活は、自分がどうこうというのも

もちろんありますが、やはり残された方に
迷惑をかけたくないという思いが強く影響していると思います。


かの老子がおっしゃった「足るを知る」の一端を

垣間見ることができますね。

死を恐れるのではなく、安らかに死を迎えることのできる

心の余裕は、物の豊かさではなく、感謝の心や
ありもままの自分を受け入れることができる素直さです。


同様に、脚本家の橋田壽賀子さんも

着物やバッグなど既に沢山処分されて
迷惑をかけずに済むようにと準備を進められているそうです。

確かに、遺された人が

沢山の遺品処理に追われるのは気の毒ですからね。

終活をされる理由に共感が持てます。


立つ鳥跡を濁さずということわざや
有終の美という表現もあるくらいですから
持ち物を有る程度片付けておくのは
日本人の美徳にもかなっている気がします。


一方で、中尾さんや橋田さんのような「積極処分派」もあれば、

「ほったらかし派」も存在します。




ほったらかし派















少し前、きのこの母は

残された子供たちに迷惑をかけないようにと
気にしている時期がありました。

それが前回帰省した際には…


思い入れのある品は捨てるのが嫌だし、

物も多くて億劫になった。

死後は家ごと処分してくれていいので

そのまま死ぬことにしたわ~。

処分費用くらいは遺しておくから。


とあっけらかんと言っていました。



これもまたアリですね。


裸一貫で死ぬことは普通不可能ですから

あれこれ処分したと言っても、
結局何かしら残ってしまいますからね。

欲しい物があればそれだけ残して

家ごと丸ごと捨てていい、と言われて
更に処分費用も準備されていれば
業者の方にお願いして右から左で処分してしまえます。

丸々捨てる心づもりなら、

両親が生前に、不用品を処分していても
処分していなくても大差ないレベルです。


ただし、最近話題のゴミ屋敷は頂けません。

ほったらかし派といえども、人様に迷惑をかけないように
最低限のマナーは守って暮らしたいです。

お宝ならいざ知らず、ゴミを大量に遺したままだと、
遺された人の個人への心象も良くないと思います。

第一に、終末期まで大量の不用品やゴミに囲まれて過ごすのは
本人も気持がよくないですからね。



積極処分派、ほったらかし派は
どちらが正しいとかではなく、本人と
遺された人のことを思いやることが大事ですね。




プロの意見を聞いてみる


終活セミナー


終活については、終活セミナーが全国で開催されています。

個人から企業まで、また有料、無料など

セミナーの規模や種類は様々です。

終活セミナーを開催している

企業、団体をいくつかご紹介したいと思います。



イオンの終活


例えば、全国展開している大手流通グループ「イオン」は

イオンの終活フェア」を展開しています。

「イオンの終活フェア」は、最新の葬儀事情や

介護・遺言・保険・お墓の選び方・お葬式についてなどを
専門家がセミナー形式でアドバイスを行ない、
人生の後半戦を楽しく過ごすための準備の手助けをしてくれるフェアです。


定期的に開催している「イオンの終活フェア」では、

写真撮影会や棺の体験会、音楽葬の生演奏など
普段は経験できないような体験もできるようです。

参加者には、もれなくイオンファイフの

メッセージノートがプレゼントされるそうです。

メッセージノートは、エンディングノートというより

遺された人に自身の人生を知ってもらう
文字版のアルバムのようなもののようです。


普段触れる機会の少ない人生の最後について
考える良いきっかけになるかもしれません。

身近な存在のイオンで開催されているため
敷居が低く参加しやすいイメージですね。


セミナー参加は敷居が高いな・・・と言う方には

イオンの終活サイトを見るだけでも
お墓、葬儀などの情報が盛りだくさんで勉強になります。




終活サポート


終活サポートは、終活のための総合情報サイトです。


全国各地で開催される終活セミナーの

開催場所や日時などの情報が掲載されています。

主催は、葬祭社、不動産会社、行政書士事務所
終活サポート団体など様々です。

会場も、公共施設やショッピングセンター内の特設会場など
色々なので、検索して興味のあるものに参加することができます。




くらしの友

大手葬儀会社くらしの友も終活セミナーを実施しています。

葬儀セミナーの他、斎場見学会など

葬儀の不安を解消するイベントを開催しています。

実際に葬儀場に足を運ぶことにより

具体的にわかることもあるため
終活の手助けになりそうです。




メモリアルアートの大野屋

こちらも大手葬儀会社。

メモリアルアートの大野屋の終活セミナー

セミナーの開催は東京、神奈川、千葉に限られていますが

サイトには葬儀、お墓、法要のQ&Aなどが
詳しく記載されているため、見て学べることが多いです。




小さなお葬式


ここ数年、知名度が上昇している「定額制の葬儀ブランド」です。

ホームページでは終活コラムの他
生前から相続の完了までお電話でサポートする
サービス「相続の窓ぐち」がご用意されています。




他に各自治体が開催している

終活セミナーも多数あるようです。

回覧板で、終活セミナーの案内が回ってくることもあり

今や終活が当たり前の存在になりつつあることを実感させられます。




終活ノート(エンディングノート)



エンディングノートと言う名前の方が
馴染みがあるかもしれません。

遺族に伝えたい感謝の気持ちや、遺したい物

死後に連絡して欲しい友人知人のリスト、
保有している金融資産の詳細などを綴っていくノートです。

ただし、正式な遺書とは異なり
遺産相続などの希望を記しても法的に有効ではないので
あくまでも自身の終活をスムーズに行うための
補助ツールとして考えておく必要があります。


ノートに記載することにより、終活をスムーズに行うことができ、

自身の考えをまとめるのにも役立ちます。

更に、死後に身内に読んでもらうことにより、

本人の気持ちや、資産の詳細など大切な事を
簡潔に伝えることもできるので一石二鳥です。


なお、エンディイングノートについては

こちらに詳しくまとめています。

参照:エンディングノート






まとめ


積極処分派にせよ、ほったらかし派にせよ

ひとりで誰にも迷惑をかけずに、あの世へ旅立つことは不可能です。

感謝の心を持ちつつ、遺される人の気持ちを考え

遺品の整理や処分が行いやすいように
行動しておくと自身の心も穏やかになります。

出来れば、両親や兄弟の意思・自身の希望などを

早目に家族で話し合っておく機会を持つと安心ですね。



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