2018年12月28日金曜日

お墓について考える(公営合葬墓編)




1. 最近増加の公営合葬墓


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先日、公営合葬墓が増加しているという記事を書きました。



過去記事:公営合葬墓が増加しているそうです




核家族化や、高齢化が進む昨今、
散骨や樹木葬のように新しい埋葬スタイルが登場しています。

今回は話題の公営合葬墓について調べてみました


1-1. 公営合葬墓とは


全国で最初にできた公営合葬墓は、神奈川県横浜市の
日野公園墓地の合葬式納骨施設だそうです。


宗教法人や、霊園管理会社などが運営している
「永代供養墓」というものがあります。

宗教法人が運営しているものは
宗派や、宗教的なものが含まれます。

一方、公営合葬墓は、遺骨の管理は同様になされますが、
供養や、宗派などが関係しないスタイルとなっているのが特徴です。





1-2. 公営合葬墓の特徴


公営合葬墓の特徴として、

つぎのようなことが挙げられます。


1-2-1. 承継

承継を前提としていない共同のお墓。
生前申し込み可能。
墓を継ぐ人がいなくても利用できる。



1-2-2. 改葬



合葬墓の場合、他の方の遺骨と一緒に埋葬するため、
大半が、後から改葬するために遺骨を取り出すことができない。


1-2-3. 使用料・管理料




公営の場合、宗教法人や、管理団体に比べ、
使用料が安価で管理料も不要。


1-2-4. 埋葬方法

納骨するとすぐに他の遺骨と一緒に合葬。

最初は個別に埋葬し、一定期間経過後に合葬。






1-3. 気になる公営合葬墓に掛かる費用


公営の合葬墓は安価、というのは
色々なところに書かれていますが、
実際にいくら!と記載されているのもはなかなかありませんでした。

親が夫が亡くなったら行う手続きのホームページによると


大阪市にある瓜波霊園の例として


直接合葬型(すぐに共同埋葬)の場合5万円

10年間保管後合葬型(10年間は骨壷で保管、その後合葬)10万円

20年間保管後合葬型(20年間は骨壷で保管、その後合葬)15万円

だそうです。

他の霊園でも、合葬式の料金は
10~20万円が一般的とのことです。


お墓を造ることを考えると墓石代などが不要ですし、
その後の管理料や、供養に関わる費用も不要なので
本当に安価といえますね。






1-4. 施設の造り


施設のスタイルは、慰霊碑型、自然葬型、永年納骨堂型、
個別集合墓、区画方合葬墓、立体式墓地など
様々な造りがあるようです。


慰霊碑型:合葬室の上などに様々なモニュメントを配しているもの

自然葬型:樹木をシンボルとしているもの

永年納骨堂型:合葬用の納骨堂を有しているもの

個別集合墓:墳墓内に個人の納骨スペースを有しているもの

区画方合葬墓:区画を分けた個別の納骨スペースを有しており、
       規定年数が経過した後、合葬納骨されるもの

立体式墓地:地上の納骨スペースに骨壷を収蔵し、
      規定年数が経過した後、合葬納骨されるもの


需要が増加しているため、今後更に新しいスタイルの
合葬墓も現れてくるかも知れませんね。





1-5. 公営合葬墓のある場所

首都圏・南関東の公営の合葬墓データベースは、

「一墓一会」さんのホームページで調べることができます。



このほかに公営合葬墓は、
札幌、仙台、新潟、静岡、大阪、神戸、岡山、広島にも
設営されているそうです。






1-6. さいごに


これまでに記事にした、散骨や樹木葬、宇宙葬などと同様
従来からの伝統的な埋葬方法ではないため
家族や親族の理解が得られない場合もあるようです。


申し込み前に、家族によく相談をしておくことが大切です。





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